ビットコインのホワイトペーパーの序文に、「純粋な P2P 電子マネーによって、金融機関を通さない甲乙間の直接的オンライン取引が可能になる」(1)とあります。
サトシ・ナカモトさんは分散型通貨、すなわち中央集権的な金融システムに頼らず個人間取引を可能にさせたいと思っていました。 (σ´・ω・)ネェネェ
なぜ彼はその様な事を考えていたのでしょうか? サトシ・ナカモトさんの実態が分からないので、もはや想像でしかないのですが、サイバーパンク運動や自由主義を推進していた経緯から中央主権的な金融システムに疑問を持ち、個人の権益が搾取されていてると考えていたのではないでしょうか。 それを何らかの手段で改革したいと思っていたのだと思います。 賢い人はその中にたくさんおるなぁ~。 (′ – ′)フーン。
自国に住んでいると気づかないことがたくさんあります。 どの様に金融システムが機能しているかと言う点も各国の制度により大きな違いがあると思います。 銀行口座を作ることはある国の人にとっては決して難しい事ではありません。 私の母親は結婚前に銀行口座を複数持っていたようで、子供が出来た時点でその口座名を子供に書き換え、その口座に将来の教育費を貯蓄していったとわたしにかつて話してくれました。 口座を持つこととは日々の生活を行う上で不可欠になっていますが、また将来設計を行う上でも大切な要素であるとその時に気づかされた思いがしました。
今生きるのが大変!とわたしを含め多くの人が思っていと思うのですが、その中でも自身の将来に希望をみると今生きる活力になります。
【将来設計】(2)
1. 毎日使用する資金
2. 負債管理
3. 保険
4. 投資
5. 税金
6. 不動産
7. 教育
8. 定年後の資金
これら1~8の将来設計にかかわる項目は、銀行口座を「持っている人」と「持てない人」では大きな格差が生まれます。 一番の大きな差は、将来設計が出来ない(より困難)と言うことだと思います。
ただその銀行口座が何らかの理由で持てない人が世の中にたくさんいると言うことは最近になるまで正直知りませんでした。 コロナ助成金の配布も銀行口座が無い為、配布が遅れたりできなかったりした事案が報道され (6)、わたし自身が知らなかった社会の一部を見た感じがしました。またアジアやアフリカを始め、銀行口座を持てない人がたくさんいていることも、暗号通貨を学ぶ上で知ったことでした。
ホッ(〃 ‘ o’)(〃 ‘ O’)ホー
【国別に表示された銀行口座を持っいる率を表示した表】
アフガニスタン ― 14.9%
アゼルバイジャン ― 28.6%
ニジェール ― 15.5%
ナイジェリア ― 39.7%
パキスタン ― 21.3%
フィリッピン ― 34.5%
国家が国民を管理するため反政治機関の銀行口座を凍結したり、特定のグループには口座を開設させないといった差別もあると知りました。 世界的な統計では女性が男性に比べ、銀行口座を持っている率は低く、女性の独立や社会進出の足かせになっていることも恥ずかしいことに今まで知りませんでした。 サトシ・ナカモトさんはその事実をなんとか変えたいと思ったのだと思います。 おぉ~、かっこいい!!
w((´ω`))wワオッ!!
ってか、銀行。。。かなり権力もってるな。 持ちすぎだろ。 o(´^`)o ウー
そんな銀行に挑戦を挑み、銀行を通さずとも口座を開設でき、みんなに平等に使える通貨を作り出したのですが、一体ビットコインの取引はどの様に行われているのでしょうか?
先ブログで銀行とはどの様な機関なのか簡単に考えてみたのですが、銀行が提供するサービスをビットコインがどの様に代替しているのかを考えるとより知識をが深まるなぁ~と思いました。
銀行、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)は、
1、 身元の認証
2、 金融サービス (個人間取引、資産の保有)
3、 記録管理
4、 信頼性
を提供しています。
暗号通貨はただデジタル技術を使用し中央集権組織を介さず、それらを提供しています。
サトシ・ナカモトさんが考えた、個人間のデジタル通貨による取引はBitcoin.comが提供するウォレットや、他たくさんあるウォレットのサービスによって支えられています。 Bitcoincash.orgには21年3月時点で、23種類のビットコインキャッシュに対応したワレットを提供しているようです。 個人的には、Bitcoin.comとエクソダス(Exodus)(5)のワレットを使用しています。 いつも感謝(人’’▽`)ありがとう☆
銀行を介さずとも口座を開設することができ、将来設計を行うことが出来る。 自分の世代だけではなく、次世代の繁栄も可能にした素晴らしい改革だと思います。 わたしの母ももし銀行口座を持つことが困難な国に生まれていたら、Bitcoin.comのウォレットや他のサービスを通して将来設計を行ったと思います。 「この状況をどうにか好転したい!」とは誰もが願うことです。 それを既存の金融機関や、生まれた国によって格差が生じるのは是正しないといけない点だと思います。 暗号通貨でそれが出来たら、それってかっこいい! きっと「胡散臭い!」と思っているわたしのオカンも賛成すると思います。
そして、後で書こうと思うのですが、めっちゃややこしいUTXOと言うデジタル取引も、それらのワレットで簡略化され利用者にはとても使いやすくなっています。 (*´・д・)ダネー
ではビットコインの取引とは実際にはどの様に行われているのでしょうか? UTXO(Unspent Transaction Output)と言うデジタル技術がビットコイン取引に使用されているようです。 直訳だと「未使用取引出力」。 なんか、漢字が7文字連続で続くともはや中国語に見えてきます。 そこでUTXOをカタカナに変えると、「アンスペントトランザクションアウトプット」となり、ルー大柴さんの様に聞こえてしまいます。 (ルー大柴さん大好きです。) ォ-ホホホ!!(`゚∀ノ゚´*)
UTXO「未使用の取引アウトプット」という謎の日本語を次のブログで書けたらと思います。 怪しい臭いがプンプンするなぁと思った方、次のブログも見てください。
ミズオ - 21年3月27日
これまでのストーリ(「オカン、ビットコイン教えたろか?」シリーズ)
2. ビットコインとの出会い
6.サイバーパンク!
【参照】
1)ビットコインホワイトペーパー
https://bitcoin.org/files/bitcoin-paper/bitcoin_jp.pdf
2)Future Plan (将来設計)
https://www.khbuzz.com/2018/10/23/its-your-future-plan-for-it/
3)The World Unbaked Population
https://hellosoda.com/blog/the-worlds-unbanked-population/
4)Bitcoincash.org
5)Exodus wallet
6)Business Insider (Unbanked Americans)
7) Bitcoin.com (Wallet)