VHSと日本の栄枯盛衰 Σ(゚д゚lll)ガーン

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コロナ前とコロナ後

Covid-19はその名の通り、19年に発見された。 昨年はコロナに振り回された一年でした。 計画していた旅行も中止になり、会いたい人にも会えない辛い一年になりました。 ただ、わたしは良い側面もあったなと思っています。 なかなか進まなかったデジタル化がこのコロナで一挙に世界全体で進み、多くの人の意識改革につながったのは紛れもない事実です。 テレビ会議が一部の人のものと思っていたコロナ前から、「オンライン会食」と言った新しい言葉が生まれるほど、一般にもデジタル化が進みました。 (1)

 

わたしもコロナで自宅過ごす時間が増え、それによってCFD取引を行うeToro(イートロ)というアプリに出会い、そのアプリを通して暗号通貨、ひいて言えばビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)を知りました。  (前のブログを参照下さい <(_ _)>よろしくお願いします) 

 

そんな大きな影響を与えたCovid-19もワクチンの拡がりで少しずつではあるのですが、明るい話題も提供しているのかなぁと先週、ある出来事を通して感じました。 

 

ワクチン接種完了

(今ではコロナウイルスの異変種の拡がりが新たな不安要素になっているのですが。。。)先週祖父母から「ワクチン接種完了したよ」と連絡がありました。 わたしの祖父母は高齢で、Covid-19は高齢者に重症化するケースが多いとの報道もあり、拡がりをみせた昨年は一度も祖父母と会うことが出来ませんでした。 電話などでは時折連絡していたのですが、やはり高齢になればなるほど人とのつながりを制限されることに身体的にも精神的にも負担があった一年になったようです。

 

ワクチン接種完了の連絡を聞き、さっそく1年ぶりに会いに行くことにしました。 

 

照れくさく成るほど訪問を歓迎してくれ、片道4時間の道のりの疲れも祖父母の笑顔すっかりと忘れてしまいました。 ウリウリ(*´Д)つ))´∀) たくさんのご馳走を用意し待ってくれていた祖父母にとても感謝しました。 

 

昨年は人に会うのを制限され、家族や友達にもなかなか会えずとても寂しい一年だったと振り返っていました。 そんな祖父母の生活も一変させたCovid-19だったのですが、祖父母にも昨年家でで過ごす時間が増えたがゆえに始めた出来事があったようです。

 

それはわたしが幼少の頃、祖父が録画してくれていた大量のVHSの整理でした。 倉庫からVHSカセットを取り出し、VHS再生機を起動すると昔録画した景色や風景が鮮やかに蘇るのを見ながら祖母と色々と思い出話に花を咲かせたようです。  

 

そのVHSの動画をパソコンに移すのも今回の訪問の目的になっていたのですが、VHSや他の機器など祖父母の家を見渡すと時代の移り変わりを見たような気がしました。

 

VHS(Video Home System)

VHS(ブイ・エイチ・エス、Video Home System:ビデオ・ホーム・システム)は、日本ビクター(現・JVCケンウッド)が1976年(昭和51年)に開発した家庭用ビデオ規格で、同社の登録商標(日本第1399408号ほか)[注釈 1]である。Wikipedia) このようにWikipediaにあります。 もちろん、Wikipediaに掲載されているすべての情報が正しいとは限らないのですが、「1976年にはVHSビデオを開発。VHSは家庭用ビデオとしての要件を満たし、ソニーのベータマックスとの規格競争にも勝利し、日本初の世界標準規格となった。」と説明が続きます。

 

VHSは76年に日本ビクター(Victor JVC)が開発し、世界標準規格を作成するなど世界をけん引していた時代の代表格でもあります。 他に、祖父母の家にはPanasonicのラジオ、TDKのVHSカセット、Sanyoの暖房器具が活躍していました。

 

しかし他の電子機器を見渡すと少し様子が変わってきます。 テレビはソニーではなく、Samsung社を使っているようでした。 PCは東芝や富士通ではなく、Lenovo社を使用しています。 携帯電話はアップル社をずっと愛用しているようです。 Samsung社のテレビで観るのはVHSではなく、Netflixにある映画などをこの頃は見るようになったようです。 

 

倉庫から出してきた電化製品の多くは日本ブランドだったのですが、その多くは70年代~90年代に開発されたもので、それ以降の商品はほとんど見かけませんでした。 なぜか、さみしくなりました。 (´・ε・̥ˋ๑)サミシイ

 

その時、ふとある話を思い出しました。 先日知った、クレイトン・クリステンセンさんのイノベーション(革命)にまつわる3つのパターンの話でした。

 

3つの革命

クリステンセンさんによれば、イノベーションは3つのパターンがあるようです。 1つ目は、付与革命、2つ目は持続的革命、3つ目は効率革命だそうです。

 

1.       付与的革命(Empowering innovation)

精工で高価な商品をシンプルで手ごろな価格に変える革命

 

2.       持続的革命 (Sustaining innovation)

古い商品が新しい商品に置き換える革命

 

3.       効率性革命 (Efficiency innovation)

既に製造され販売されている商品を効率のより手ごろな価格に変える革命

 

そして興味深いことに、クリステンセンさんによれば日本は90年代以降、「カイゼン」に代表される持続的革命を繰り返し、70年代~80年代に得意だったVHSの様な商品は生まれず唯一90年代以降うまれた付与的革命は任天堂のWiiだそうです。 仕事を創出する付与的革命が減り、資本を生み出さない持続的改革しか行われてこなかったようです。  Σ(゚д゚lll)ガーン

 

日本の製造業の話をすると鬱になるので、ここでやめます。。。

 

しかし、祖父母の家にある電化製品がこの話をとても現実味を帯びて語ってきて、とてもリアルがありました。

 

ビットコインとビットコインキャッシュ知ってる?

そんな家じゅうが「時の博物館」の様な家に住んでいる祖父母なのですが、わたしがどの様に昨年は過ごしていたのか聞いてきました。 そこで、新しくはじめたCFD取引や、暗号通貨について少し話してみました。

 

暗号通貨はビットコインについて説明してみました。 わたしが行った大まかな説明は、「ビットコインは2008年に発表されて、2009年から使い始められた暗号通貨だよ。 サトシ・ナカモトさんと言う人が開発して、国が発行した通貨ではなくて銀行なども関していない通貨だよ。おじいちゃんやおばあちゃんもパソコンがあるからその通貨使えるよ、そしてビットコインの進化系がビットコインキャッシュだよぉ~。」と言うものでした。

 

 

BCHの写真はBitcocincash.orgより。

 

わたしが行った説明がかなり怪しかったのか、祖母からの回答は、「へぇ~。 おばあちゃんはいいけど、なんでも新しいことを始めることはいい事だわぁ~。 じゃぁ、晩御飯の支度でも始めるね。」とかわされました。 ((´∀`*))ヶラヶラ

 

VHSを通してわたしの幼少期の姿を見ることができ、そのVHSで時代の変化を感じ、また祖父母の愛情を改めて感じることのできるとてもよい週末でした。 

 

つづく。

 

ミズオ – 21年4月13日

 

【参照】

1)  Experience Japanese Culture Online

https://www.japan.travel/en/blog/experience-japanese-culture-online-from-zen-to-geisha/

 

2)  VHS(ウィキペディア)

https://ja.wikipedia.org/wiki/VHS 

 

3)  クレイトン・クリステンセン (ウィキペディア)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3 

 

4)  Clayton Christensen – Destruptive Innovation

https://claytonchristensen.com/key-concepts/ 

 

5)  Bitcocincash.org

https://bitcoincash.org/ 

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