Travel blog No.2 - Gamla Stan, Stockholm, Sweden.

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3 years ago

久しぶりにスウェーデン中心街にある、ガムラスタンに訪れました。 ストックホルムではワクチン接種率が上がり、COVID19規制も徐々に緩和されてきています。 そんな中、久しぶりにガムラスタンを散策しました。

ガムラスタン、Gamla Stanは「Gamla 古い」「Stan 町」を意味する、旧市街で、町の発祥は13世紀まで遡るようです。 ストックホルム市はメラーレン湖と呼ばれる湖とバルト海が交わる、関所に建設されている水上都市なのですが、その関所にあるのがこのガムラスタンです。

ガムラスタンも一つの島から成っており、その小島の中にストックホルム宮殿やストックホルム大聖堂など、観光名所もたくさんあります。

先ず訪れたのは、この大広場「ストールトリエット広場」と呼ばれるこの場所。 天気の良い日になると、カフェは人でとても賑わい北欧の短い夏を皆、満喫しているようです。 この広場は、ノーベル博物館がある広場でもあり、ガムラスタンに来る際は是非、訪れてみたい場所でもあります。 春から夏にかけては広場に面したカフェが賑わうのですが、冬はクリスマスマーケットもここで開催されます。 昨年はCOVID19の為、中止になったのですが、今年は開催されるといいですよね。

次に向かったのは、大広場、「ストールトリエット広場」から徒歩5分程度のところにある、「聖ゲルギオスと竜」と言われる銅像がおかれている広場まで来ました。 この銅像は、ガムラスタンにある大聖堂、「ストールシルカン Storkyrkan」に設置されているレプリカになります。 大聖堂に置かれている物は、木造ですがこちらは銅像になります。 この聖ゲルギオスと竜のモチーフは、スウェーデンの教会などにもみられるモチーフの様で、竜は「悪」の象徴とされ、その当時覇権を競っていたデンマークに見立てているという見方もあります。 

ガムラスタンが出来たのは13世紀ごろで、もちろんその当時からの石畳ではないと思うのですが、町中はこのような石畳がひき詰められとても重厚感があり町の歴気を感じることが出来ます。 

また、スタジオジブリの作品でおなじみの「魔女の宅急便」もこの、ガムラスタンから着想した世界観ともいわれています。 作品制作当時、メンバーがスウェーデン南部にある、ゴットランド島のヴィスビー市とこの、ガムラスタンに訪れたのはジブリファンなら知っている方もいるかもしれません。 

宮崎駿さんが、「魔女の宅急便」の舞台は、「第二次世界大戦を経験していない欧州の街並み」と表現されており、スウェーデンは第一次世界大戦、第二次世界大戦ともに中立国として大戦に参加しておらず、戦争中も一度も戦禍を経験していない数少ない欧州国家でもあります。

いまでのその「平和の精神」はスウェーデンに受け継がれており、ストックホルム国際平和研究所などを要する、欧州の平和研究の要としても機能しております。

一つ小さな路地を進むと、まったく違った風景が出てきて、この小さなガムラスタンでは来るたびに新たな発見があり、いつもワクワクさせられます。

ガムラスタンの中でも一番小さな路地の、Mårten Trotzigs Gränd  です。 

この路地は「魔女の宅急便」で主人公のキキが、その後、友人になるトンボと初めて出会った後、裏路地に入って箒でスーッと飛んでいくシーンがあるのですが、そのシーンの着想を得たのでは?と言われる路地になります。 とても狭い路地なのですが、いつも観光客で賑わっています。 ガムラスタン駅から近くのCOOP(スウェーデンの食品店)のすぐ近くにあります。 目印は路地前にある、バーガーキング(ハンバーガーショップ)のです。 ぜひ、探してみてください!

こちらは大聖堂。 聖ゲルギオスと竜の像が安置されている、スウェーデン王室ゆかりの大聖堂です。 スウェーデン王室の結婚式はここで行われ、建物の高さの規制があるガムラスタンで、唯一大きな建造物となっておりガムラスタンの中でもどこに行っても観れるので、この大聖堂を目印に観光するのもお勧めです。

写真の奥に、見えるのがバーガーキングです。(小さくてすみません。。。) そして、この写真の左側(映っていなくて、これまたすみません。。。。)にはCOOPがあります。 この広場も春から夏にかけて、外でカフェやビールを楽しんでいる観光客や地元の人でいつも賑わっています。

個人的にはこの広場の近くにあるアイスクリーム屋さんがおすすめです。

そして、徒歩でも観光30分から40分程度して、また元あった聖ゲルギオスと竜の銅像に戻ってきました。 ガムラスタンはさほど広い範囲でもないので、観光にかかる所要時間は1時間前後で十分だと思います。 ただ、大広場や大通りには観光客が好きそうなショップがたくさんあるので、そこで時間をかけるのも楽しいかもしれません。

【お勧めのレストラン】

AIFUR (アイフール)

月曜日~木曜日、17時~23時

金曜日~土曜日、17時~1時

日曜日、休日

ガムラスタンにはわたしのお勧めするヴァイキング時代をイメージして作られた、レストランがあります。 本当に料理もおいしく、店内はヴァイキング時代の装飾がたくさんあり、日によってはヴァイキング時代の楽器でお客さんを出迎えてくれます(ホームページで事前いチャックすることをお勧めします)

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