体罰、中学校で起きた忘れられない思い出。

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2 years ago

体罰、中学校で起きた忘れられない思い出。(大阪)

美術の東野先生に、授業中に往復ビンタを3回から4回殴られたのをすごく覚えています。

「その態度が悪い、なぜ人にそれを貸すんだ? 忘れたのは忘れた奴がわるい!」と言う理由だったのか、詳細の理由は忘れたけど殴られている時、頭がキーンとした記憶、口の中から血が出てきて鉄っぽい味がした記憶、一体何がおきてるんだ??といった頭で理解できなくなってぼーっとしている記憶をすごく鮮明に覚えています。

授業後に友人やクラスメートから声を掛けられ、「大丈夫か??」といった心配してかけてくれた言葉に何も答えられたなったこと。 悔しいし、授業中に起きた体罰の的になり、気恥ずかしい感情がふつふつと湧いてきたのをよく覚えています。

口の中と頭が痛くて次の授業に集中できなかったこと。 そして、口の中にたまった唾液を手洗い場で吐くと、血が混じった唾液が出てきて正直びっくりしたこと。 本当にもう何年もたったのによく覚えています。 

殴られた後は学校に行きたくなくなり、2週間ぐらい登校拒否になり、心配した親が気分転換に四国旅行に連れて行ってくれました。 学びの場から恐怖の場所に変わり、10代の思春期、感受性の高い時期にあのようなトラウマを起こさせる体罰を行っていた教師がいた事実は今更になって語る大切さを感じています。 

殴られたから更生した!とか、殴られた後に言われた一言に救われたとか、こういった美談を語るのは危険だなと正直思います。 

こんな場所でいたら自分の人生が終わると思い、必死に勉強してその地域を抜け出した糧になったのは事実ですが、それがこのような体罰をした教師に対する感謝の念は一切ありません。

髭を生やしていた美術の東野先生、いままでの人生で会った最低の人間に数えられる人だったと思います。(笑)

あの人は今何を感じて生きているのか、トラウマや鬱の話を聞くたびに、ふと感じる時があります。

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